ガンの定義・分類・変異原性

ガンとは

ガンとは、遺伝子変異によって自律的に増殖を行うようになった細胞集団(=腫瘍)の中で、周囲の細胞に浸潤し、転移増殖を繰り返すもののことである。
悪性新生物や悪性腫瘍とも呼ばれる。

ガンの分類

ガンは上皮細胞由来のもの、非上皮細胞由来のものに分けることができ、それぞれ名前が付けられている。

ガンの分類
癌腫
上皮細胞由来のガン
胃や大腸、肺にできるガンなど、多くの固形ガンはこれにあたる。
肉腫
非上皮細胞由来のガン
骨や脂肪組織、血管や筋肉などにできるガンはこれにあたる。

ガンと変異原性物質

変異原性物質とは、遺伝子に変化を与えてガンを誘発する物質のことである。
変異原性物質は大きく次の2種類に分類することができる。

変異原性物質の分類
・直接変異原性物質
・間接変異原性物質

直接変異原性物質とは、変異原性物質そのものが「変異原性(=遺伝子に変化を与え、ガンを誘発する性質)」をもつ物質のことである。
間接変異原性物質とは、変異原性物質だけでは変異原性を示さず、肝臓などで代謝されることで変異原性を獲得する物質のことである。

代表的な変異原性物質

物質 引き起こすガン 存在場所
ニトロソ化合物 膵臓がん・胃がん 環境中に広く分布
アフラトキシン類 肝臓がん ピーナツに発生したカビ
ヘテロサイクリックアミン 乳がん・前立腺がん・肝ガン・大腸がん 魚・肉の加熱
多環芳香族炭化水素 肺がん 有機物の不完全燃焼・排ガス・タバコの煙・食品の加熱
ニトロアレーン 乳がん・肺がん・肝がん ディーゼルガス
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