セツキシマブ(商品名:アービタックス)の作用機序・適応・副作用

概要・作用機序

セツキシマブ(商品名:アービタックス)は大腸ガンを対象とした分子標的薬である。セツキシマブ(アービタックス)は、上皮成長因子受容体(EGFR)を構成するチロシンキナーゼを選択的に阻害することでシグナル伝達を抑制し、ガン細胞の増殖を抑える抗がん剤である。

セツキシマブ(アービタックス)の適応

POINTアービタックスの適応
・治癒切除が不可能な進行・再発の大腸ガン

セツキシマブ(アービタックス)の臨床試験

アービタックスについての臨床試験として「BOND試験」というものが知られている。イリノテカンで進行を止めることができなかった転移性・進行性の大腸ガン患者に対して、イリノテカンとアービタックスの併用療法を行なったところ、半数以上の患者で進行を大幅に(4ヶ月以上)遅らせることができ、20%の患者さんではガンの50%以上の縮小が確認できた。

大腸ガン治療の第一選択としてFOLFOX療法(5-フルオロウラシル+レボホリナート+オキサリプラチン)+アバスチンが推奨されているが、新たな選択肢としてFOLFIRI療法(5-フルオロウラシル+アイソボリン+イリノテカン)+アービタックスの組み合わせが用いられるようになった。

セツキシマブ(アービタックス)の副作用

POINTアービタックスの副作用
・皮膚障害

セツキシマブ(アービタックス)は他の分子標的薬・抗ガン剤と比較して副作用が少ない。
ただし、海外の臨床試験では発疹などの皮膚障害が報告されているので使用の際は確認が必要である。

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