尿閉の原因と分類

尿閉とは

尿閉とは、膀胱内に貯留した尿を体外に排泄できない状態のことである。
あくまで「尿を排出する過程」に問題があるわけで、尿の産生低下を原因とする乏尿や無尿とは異なるということに注意が必要である。

尿閉は、大きく急性尿閉と慢性尿閉に分類することができる。

急性尿閉 慢性尿閉
原因 突如発生した下部尿路の閉塞により生じる。完全尿症である場合が多い。 下部尿路閉塞が時間をかけて起こることで生じる。
原因(疾患名) ・尿道狭窄
・前立腺肥大症者の飲酒
前立腺肥大症(慢性)
・尿路悪性腫瘍
・神経因性膀胱炎
症状 ・尿意が強い
・恥骨上部痛
・冷や汗
・尿意無し
・溢流性尿失禁
治療法 導尿 導尿

急性尿閉

原因 突如発生した下部尿路の閉塞により生じる。完全尿症である場合が多い。
原因(疾患名) ・尿道狭窄
・前立腺肥大症者の飲酒
症状 ・尿意が強い
・恥骨上部痛
・冷や汗
治療法 導尿

急性尿閉とは、下部尿路の閉塞が突如起こる疾患であり、ほとんどの場合で完全尿閉である。

尿道狭窄や前立腺肥大の患者が飲酒することで起こりやすく、強い尿意や恥骨上部痛、冷や汗などが主な症状である。
治療法としては導尿(尿道から膀胱内にカテーテルを挿入し強制的に尿を排泄させる方法)が用いられる。

慢性尿閉

原因 下部尿路閉塞が時間をかけて起こることで生じる。
原因(疾患名) 前立腺肥大症(慢性)
・尿路悪性腫瘍
・神経因性膀胱炎
症状 ・尿意無し
・溢流性尿失禁
治療法 導尿

慢性尿閉とは、下部尿路の閉塞が時間をかけて起こることで発症する疾患である。
慢性的な前立腺肥大、尿路悪性腫瘍、神経因性膀胱炎などが主な原因と考えられており、症状としては溢流性尿失禁が有名である。
また、治療法としては急性尿閉の場合と同様に導尿が用いられる。

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