目次
失語症の分類
代表的な失語症として次の2つが知られている。
POINT失語症の分類
・ブローカ失語症
・ウェルニッケ失語症
・ウェルニッケ失語症
ブローカ失語症は脳のブローカ野に、ウェルニッケ失語症はウェルニッケ野に異常が起きた際に起こる失語症である。
ブローカ失語症
脳の中のブローカ野という部分は、運動性言語中枢とも呼ばれ、唇やのど、舌などを動かして言語を発する役割を果たしている。
ブローカ失語症とは、ブローカ野に障害があるため、言語は理解できるが発言をしようとすると上手くそれが出来ない状態のことである。又、筆記能力についても問題が見られ、文法的におかしな文章を作ってしまう場合がある。
ウェルニッケ失語症
脳の中のウェルニッケ野という部分は、知覚性言語中枢とも呼ばれ、他人の話す言語を理解する働きをもつ。
ウェルニッケ失語症とは、ウェルニッケ野に障害があるため、言葉を聞いて理解することが出来ず、(唇などの運動能力に問題はないため)聞きやすいが、意味の全く分からない言葉を話すようになる。