目次
アゴニストとは
アゴニストとは、受容体に結合して神経伝達物質と類似した反応を引き起こす薬物のことである。
刺激薬・活性薬とも呼ばれる。
アゴニストの分類
アゴニストは完全活性薬と部分活性薬の二種類に分類することができる。
完全活性薬:最大反応量が大きく反応率100%となる活性薬
部分活性薬:濃度を上げたとしても反応率が100%に達しない活性薬
部分活性薬:濃度を上げたとしても反応率が100%に達しない活性薬
アンタゴニストとは
アンタゴニストとは、受容体に結合して神経伝達物質やアゴニストの反応を阻害する薬物のことである。遮断薬・拮抗薬とも呼ばれる。
アンタゴニストの分類
アンタゴニストは競合的拮抗薬と非競合的拮抗薬の二種類に分類することができる。
競合的拮抗薬:アゴニストと同一の受容体に結合することでアゴニストの作用を抑制する拮抗薬
例:アセチルコリンとアトロピン(アトロピンが拮抗薬)
ヒスタミンとジフェンヒドラミン(ジフェンヒドラミンが拮抗薬)
非競合的拮抗薬:アゴニストとは異なる受容体に結合し、アゴニストの作用を抑制する拮抗薬
(アゴニストが受容体に結合した後にそのシグナルを伝える過程を阻害するなど)
例:アセチルコリンとパパベリン(パパベリンが拮抗薬)