薬理学– category –
各疾病に対する薬とその作用機序について学ぶ学問
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薬理学
【全8種類】貧血治療薬の分類・作用機序まとめ
【鉄化合物製剤】 鉄化合物製剤 経口鉄化合物製剤 ・硫酸鉄 ・フマル酸第一鉄 ・クエン酸第一鉄ナトリウム 静注鉄化合物製剤 ・含糖酸化鉄 ・シデフェロン 鉄化合物製剤は、その名の通り鉄を含んでいる化合物である。 不足した鉄を補うことでヘモグロビン... -
薬理学
【全7種類】利尿薬の分類・作用機序を徹底公開!!
【利尿薬の分類】 利尿薬の分類 ・炭酸脱水酵素阻害薬 ・ループ利尿薬 ・チアシド系利尿薬 ・カリウム保持性利尿薬 ・浸透圧利尿薬 ・キサンチン誘導体 ・バソプレシン受容体遮断薬 利尿薬は、炭酸脱水酵素阻害薬・ループ利尿薬・チアシド系利尿薬・カリウ... -
薬理学
交感神経・副交感神経における神経伝達物質とその受容体
【自律神経系と神経伝達物質】 自律神経系(交感神経・副交感神経)は、中枢から神経節を経て効果器(生体内に存在する臓器など)に分布している。中枢から神経節でニューロンを交代するとき、又、最終的に効果器の受容体に情報を伝えるときに、神経伝達物... -
薬理学
自律神経系(交感神経・副交感神経)
【自律神経系とは】 自律神経系とは、消化・循環・体温調節・呼吸・分泌・排泄・生殖などの生命活動に不可欠な機能を調節するために働いている神経系のことである。 この神経系は平滑筋や心筋、分泌腺などをはじめとして全身に分布しており、生命の恒常性... -
薬理学
アセチルコリン
【アセチルコリンとは】 アセチルコリンはコリンから合成される神経伝達物質の一種である。 運動神経節末端、副交感神経の神経節や神経末端、交感神経の神経節などで観察される。 【アセチルコリンの合成】 アセチルコリンは、コリンを元に生合成される。 ... -
薬理学
アゴニストとアンタゴニスト
【アゴニストとは】 アゴニストとは、受容体に結合して神経伝達物質と類似した反応を引き起こす薬物のことである。 刺激薬・活性薬とも呼ばれる。 【アゴニストの分類】 アゴニストは完全活性薬と部分活性薬の二種類に分類することができる。 完全活性薬:... -
薬理学
競合的拮抗作用・非競合的拮抗作用
【競合的拮抗作用】 競合的拮抗作用とは二種類の薬物の作用点(受容)が同一で、アゴニスト(刺激薬・活性薬)の効果がアンタゴニスト(拮抗薬・遮断薬)により減弱されるような拮抗作用のことである。 アンタゴニストと受容体との結合は可逆的であり、受... -
薬理学
薬の用量に関する用語
無効量 効果を発現する最小量以下の用量 最小有効量 治療に有効な効果を示す最小の用量 有効量 最小有効量と最大耐量の間の用量 最大耐量 中毒症状を示さない限界の用量 最小致死量 死亡する固体がでる最小の用量 致死量 最小致死量以上の量(最小致死量を... -
薬理学
速効性薬物と遅効性薬物
速効性薬物とは注射薬では投与から数十秒から20分程度、経口薬では1時間以内に作用を発現する薬物のことである。 遅効性薬物とは投与から数時間から数日以上経過してから作用を発現する薬物のことである。 なおこれらの時間はあくまで目安であり速効性薬... -
薬理学
相加作用と相乗作用
相加作用とは、2つの薬物の作用点が一緒で併用したときの効果が各薬物の代数和になる作用のことである。 例:抗パーキンソン病薬同士・抗うつ薬同士の併用 相乗作用とは、2つの薬物の作用点が異なり、併用したときの効果が各薬物の代数和より大きくなる作...