toru_ayase– Author –
toru_ayase
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腫瘍学
ガンの定義・分類・変異原性
【ガンとは】 ガンとは、遺伝子変異によって自律的に増殖を行うようになった細胞集団(=腫瘍)の中で、周囲の細胞に浸潤し、転移増殖を繰り返すもののことである。 悪性新生物や悪性腫瘍とも呼ばれる。 【ガンの分類】 ガンは上皮細胞由来のもの、非上皮... -
薬理学
【全8種類】貧血治療薬の分類・作用機序まとめ
【鉄化合物製剤】 鉄化合物製剤 経口鉄化合物製剤 ・硫酸鉄 ・フマル酸第一鉄 ・クエン酸第一鉄ナトリウム 静注鉄化合物製剤 ・含糖酸化鉄 ・シデフェロン 鉄化合物製剤は、その名の通り鉄を含んでいる化合物である。 不足した鉄を補うことでヘモグロビン... -
腫瘍学
ガンとウイルス(HBV・HCV・HTLV-1・HPVなど)
【肝炎ウイルス(HBV・HCV)と肝ガン】 ガンに関係する肝炎ウイルスは2種類存在する ・B型肝炎ウイルス(HBV) 世界人口の約5%が感染 その内数%が肝ガンを発症 ・C型肝炎ウイルス(HCV) 世界人口の約3%が感染 そのうち80%が肝炎、肝炎感染者のうち... -
薬理学
【全7種類】利尿薬の分類・作用機序を徹底公開!!
【利尿薬の分類】 利尿薬の分類 ・炭酸脱水酵素阻害薬 ・ループ利尿薬 ・チアシド系利尿薬 ・カリウム保持性利尿薬 ・浸透圧利尿薬 ・キサンチン誘導体 ・バソプレシン受容体遮断薬 利尿薬は、炭酸脱水酵素阻害薬・ループ利尿薬・チアシド系利尿薬・カリウ... -
生理学
血球(赤血球・白血球・血小板)
【赤血球】 赤血球に関するポイント ・直径約8μmの円盤状細胞 ・中央部にくぼみあり ・核/ミトコンドリアを持たない ・ヘモグロビンを用いた酸素運搬を行っている ・血液中で、男性では約500万個/mm3、女性では約450万個/mm3含まれている。 赤血球とは、直... -
生理学
造血因子
【造血因子】 血球は、赤血球・白血球・血小板に分類することができるが、これら3種類の血球は全て多能性幹細胞(造血幹細胞)と呼ばれる細胞から分化して作られている。 分化の各段階では、ある特異的な刺激因子(=造血因子)が関与しており、ここでは... -
病態生化学
尿のpH
尿のpHは、健常人では「4.5〜8.0」の範囲内で変動し、多くの場合は6.0程度の酸性尿に落ち着く場合が多い。 しかし、アシドーシスや薬物の投与、細菌感染などによりこれらの値は上下に変動することがある。 尿pHの変動 pHが酸性になる(downする)場合 ・代... -
病態生化学
急性腎不全(腎前性・腎性・腎後性)
【腎不全とは】 腎不全とは、何らかの原因で腎機能に異変が起き、生体の恒常性が維持できなくなった状態のことである。 腎不全は、腎不全状態の出現する過程により「急性腎不全」と「慢性腎不全」に分類することができる。 2つのうち、今回は急性腎不全に... -
薬理学
交感神経・副交感神経における神経伝達物質とその受容体
【自律神経系と神経伝達物質】 自律神経系(交感神経・副交感神経)は、中枢から神経節を経て効果器(生体内に存在する臓器など)に分布している。中枢から神経節でニューロンを交代するとき、又、最終的に効果器の受容体に情報を伝えるときに、神経伝達物... -
薬理学
自律神経系(交感神経・副交感神経)
【自律神経系とは】 自律神経系とは、消化・循環・体温調節・呼吸・分泌・排泄・生殖などの生命活動に不可欠な機能を調節するために働いている神経系のことである。 この神経系は平滑筋や心筋、分泌腺などをはじめとして全身に分布しており、生命の恒常性...