血球(赤血球・白血球・血小板)

赤血球

赤血球に関するポイント
・直径約8μmの円盤状細胞
・中央部にくぼみあり
・核/ミトコンドリアを持たない
・ヘモグロビンを用いた酸素運搬を行っている
・血液中で、男性では約500万個/mm3、女性では約450万個/mm3含まれている。

赤血球とは、直径約8μmの円板状の細胞で、中央部が少しくぼんだ構造になっている。成熟過程で核が失われる(脱核する)ため、血中に存在する時にはほとんどが無核状態であり、ミトコンドリアも持たない
赤血球には、ヘム(赤い色素成分)とグロビン蛋白からなる「ヘモグロビン」と呼ばれる物質が大量に含まれており、これを使って酸素の運搬を行っている。また、赤血球の寿命は約120日である。

白血球

白血球に関するポイント
・生体防御に関わっている
・血液中に約7000個/mm3含まれている。
・顆粒球/単球/リンパ球の三種類に分類できる。

白血球は、体内に侵入した病原体や異物に対する生体防御反応において非常に重要な役割を担っており、血液中に約7000個/mm3含まれている。
白血球は、大きく顆粒球・単球・リンパ球の三種類に分類することができ、それぞれの特徴は以下の通りである。

白血球の分類
・顆粒球
生体内に存在する白血球のうち約60%を占める。細胞内に多くの顆粒を保持しており、さらに細かく分類すると好中球・好酸球・好塩基球の3つに分けることができる。(3つの違いについては後述)
・単球
大型で貪食作用が強い。血液中から組織中へ移行するとマクロファージとなる。
・リンパ球
生体防御において特に重要な役割を果たす白血球である。Tリンパ球とBリンパ球が存在する。
*顆粒球に関するプラスの知識*

名称 存在率 作用 異常値の原因
好中球 40〜60%程度 侵入してきた微生物の殺菌 感染症で増加
好酸球 2〜4%程度 寄生虫による感染防止
アレルギー反応
寄生虫感染症
アレルギー反応で増加
好塩基球 0〜2%程度 アレルギー反応 寄生虫感染症
アレルギー反応で増加

血小板

血小板に関するポイント
・骨髄の巨核球の一部が切断されて血液中に移行したもの
・無核の細胞断片
・直径2〜4μm
・血液中に15万〜35万個/mm3存在
・血液凝固反応に関わる

血小板は、骨髄の巨核球の一部が切断されて血液中に移行したもので、無核の細胞断片である。
直径は2〜4μm程度で、血液中に15万〜35万個/mm3存在している。
血液凝固反応に置いて非常に重要な役割を果たしており、血管損傷が起こるとトロンビンやコラーゲンなどと凝集反応を起こし、血小板血栓(1次血栓)を作って止血作用を示す。

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