toru_ayase– Author –
toru_ayase
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病態生化学
尿閉の原因と分類
【尿閉とは】 尿閉とは、膀胱内に貯留した尿を体外に排泄できない状態のことである。 あくまで「尿を排出する過程」に問題があるわけで、尿の産生低下を原因とする乏尿や無尿とは異なるということに注意が必要である。 尿閉は、大きく急性尿閉と慢性尿閉に... -
生物学
細胞の構造
【細胞の構造一覧とその働き】 細胞とは、生物の基本的な構造単位のことである。 まずは細胞中の重要な構造とその特徴や役割の概要を確認してみよう。 構造名(細胞小器官名)特徴・役割 核核膜と呼ばれる2重の膜に包まれており、遺伝子情報が書き込まれ... -
衛生化学
ビタミンK「歴史・種類・構造・性質・欠乏症」
【ビタミンKの歴史】 1929年、デンマークのH.Damはニワトリに脱脂飼料を与えて飼育すると至る所に出血が見られることを発見した。出血の対処法としてそれまでに知られていたビタミンや肝油などを与えてみたもののあまり効果は見られなかった。しかし、肝脂... -
衛生化学
ビタミンE「歴史・種類・構造・働き・欠乏症」
【ビタミンEの歴史】 1922年、アメリカのH.M.Evansは当時発見されていたビタミンA・B・C・Dを十分に与えている固体でも不妊症を発症することがあること、その固体に小麦胚芽油中に含まれるある脂溶性の成分を与えると不妊症が改善されることを発見した。19... -
衛生化学
ビタミンD「歴史・種類・構造・働き・欠乏症・過剰症」
【ビタミンDの歴史】 骨の変形をきたす「くる病」という病気は古くから知られていた。1919年にロンドン大学のMellanbyはくる病が栄養障害であること、またタラの肝油の中にくる病を治す成分(=抗くる病成分)が含まれていることを証明した。当初、その成... -
衛生化学
ビタミンA「歴史・種類・構造・働き・欠乏症・過剰症」
【ビタミンAの歴史】 ビタミンAは世界で初めて発見されたビタミンである。1827年に科学者のProutが「タンパク質・脂質・炭水化物が生体の生育に必須であること」を発表した。しかし、後になってこれらの栄養素が全て基準値の範囲に収まっていたとしても正... -
衛生化学
ビタミンの摂取基準
【ビタミンの摂取基準】 ビタミンの摂取基準として重要なのは以下の5つです。 ・推定平均 ・必要量 ・推奨量 ・目安量 ・目標量 ・耐用上限量 はじめに、健康の維持・促進のため「推定平均必要量」と「推奨量」の2つが設定され、これらの指標を設定する... -
衛生化学
ビタミンの定義・種類・名前
【ビタミンの定義】 ビタミンとは「微量で生体機能の調節を行い、生体内で合成されないか又は生体内で合成されるが必要量に満たない物質」のことです。 本来は「微量で生体機能の調節を行い、生体内で合成されないもの」という定義がされていましたが、後... -
衛生化学
食品の腐敗
【腐敗とは】 腐敗とは、人が食べることができないような状態に食品が分解されることである。 食品は微生物の増殖によってタンパク質が変質することによって腐敗するため、微生物が繁殖しやすい環境などでは腐敗が起こりやすい。 ここでは、腐敗を起こす代... -
病態生化学
糖尿病の診断基準
【糖尿病の診断基準】 糖尿病かどうかを判断する上で重要となるのは「血糖値」と「慢性的であるか」の2点である。 ・血糖値 空腹時≧126mg/dL , OGTT2時間≧200mg/dL , 随時≧200mg/dL ・HbA1c(慢性的かどうかを判断する指標) HbA1c(NGSP)値≧6.5% , Hb...