物理化学– category –
物質のエネルギーや反応速度について学ぶ学問
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物理化学
主量子数・方位量子数・磁気量子数
【主量子数】 電子殻であるK殻、L殻、M殻...に対応してK殻をn=1、L殻をn=2、M殻をn=3...とする。この時、nは主量子数を表しており、n=(1、2、3…)となる。言い換えると、主量子数というのは電子が存在する電子殻の種類を指しているのである。 【方位量子... -
物理化学
ファンデルワールス力・水素結合・疎水性相互作用
【ファンデルワールス力(相互作用)の分類】 ファンデルワールス力(ファンデルワールス相互作用)は大きく3種類に分けることができる。 双極子-双極子相互作用(配向効果) 双極子-誘起双極子相互作用(誘起効果) 誘起双極子-誘起双極子相互作用(分散... -
物理化学
エンタルピー・エントロピー
【エンタルピー】 エンタルピーは次のように定義されている。 H = U + PV この式の両辺の変化量を考えると次のようになる。 ΔH = ΔU + Δ(PV)=ΔU + PΔV + VΔP 定圧下では圧力の変化量ΔPは当然0であるので ΔH = ΔU + PΔV・・・① が成り立つ。 ここで、「... -
物理化学
系と外界・内部エネルギー
【系と外界】 エネルギーや物質が出入りする世界の一部を系、世界の中で系以外の部分を外界、系と外界の境目を境界という。 系は大きく3つに分類することができる。 系の分類 開いた系 外界とエネルギーも物質も授受する系 閉じた系 外界とエネルギー... -
物理化学
実在気体の状態方程式(ファンデルワールスの式)
理想気体は「気体自身の体積がない」という実際にはあり得ない条件をもつ気体であり、その条件の元に作られたのが理想気体の状態方程式「PV=nRT」であった。 従って、この方程式を実在する気体に適用することはできない。 実在する気体分子は、体積Vの容器... -
物理化学
ドルトンの分圧の法則とmol分率
【ドルトンの分圧の法則とmol分率】 ドルトンは「理想気体の混合物の示す圧力(全圧)は、各気体の分圧の和に等しい」ということを発見した。 P全=P1+P2+...+Pn ちなみに、全圧・分圧とモル分率の関係についても理解をしておく必要がある。 P全×na=Pa モル... -
物理化学
ボイルの法則・シャルルの法則・ボイルシャルルの法則
【気体の状態方程式】 圧力をP、体積をV、温度をT、物質量をn、気体定数をRとしたとき、理想気体の状態方程式は以下のように表される。 PV = nRT 【ボイルの法則】 ボイルは「一定温度で一定量(一定物質量)の気体の圧力は体積に反比例する」ということを...
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