目次
表皮の構造
基底層は、表皮の最深層で1列の立法あるいは円柱状のケラチノサイトからなり、中間径フィラメントを含んでいる。ケラチノサイトの間には、メラニン細胞・ランゲルハンス細胞・メルケル細胞とそれに結合する触覚盤が存在している。
中間径フィラメントとは
中間径フィラメントとは、アクチン繊維・微小管と共に細胞骨格を構成する繊維の一つである。
中間径フィラメントという名称は、アクチンフィラメントという細い繊維と微小管という太い繊維の中間(ミクロフィラメントより太く微小管より細い)の太さであることから付けられている。
中間径フィラメントという名称は、アクチンフィラメントという細い繊維と微小管という太い繊維の中間(ミクロフィラメントより太く微小管より細い)の太さであることから付けられている。
有棘層は、中間径フィラメントが束となってできた多角形のケラチノサイト8〜10層からなり、表皮を構成する層の中で最も厚い層となっている。
顆粒層は、3〜5層のケラチノサイトからなる。顆粒層中の細胞は、中間径フィラメントをケラチンに変換するケラトヒアリンタンパク質と脂質に富む防水性の分泌物を放出する層板顆粒を含んでいる。
角層は、死んだケラチノサイトからなり、成分のほとんどはケラチンである。